今日のウィーン・フォルクスオーパーは1898年「皇帝都市記念劇場(Kaiser-Jubiläums-Stadttheater)」として開館し、当初は演劇のみを上演していました。1903年になってオペラやオペレッタ、ジングシュピールが上演スケジュールに加わりました。1904年、ウィーン都市記念劇場(Stadttheater Wien)からフォルクスオーパーに名称変更されました。

 

フォルクスオーパーはウィーン最大のオペレッタ、オペラ、ミュージカル、バレエ劇場で、見ごたえのある音楽作品を提供しています。オペレッタのジャンルではウィーンの劇場で唯一、多彩で陽気な作品を上演しています。

 

9月から6月の間、約35のプロダクションによる300近い公演が1,337席を有する劇場のレパートリーとして行われます。「魔笛」から「トスカ」、ミュージカル「マイフェアレディ」からバレエ「マックス・アンド・モーリッツ」までがウィーン・フォルクスオーパーのレパートリーです。この他に、忘れてはならないオペレッタの最高傑作「こうもり」、「メリーウィドウ」、「チャルダッシュの女王」、「ハワイの花」があります。