オーストリアとその音楽文化の「大使」として、ウィーン少年合唱団は世界中に知られています。そのレパートリーは、民謡やウィーンのワルツから最も繊細な芸術歌曲まで多岐にわたります。 おそらく世界で最も有名な少年合唱団の歴史は古く、13世紀以来、ウィーン城の礼拝堂で歌い継がれてきました。1498年、マクシミリアン1世は宮廷と礼拝堂をウィーンに移しました。モーツァルト、サリエリ、ブルックナーなどの音楽家はウィーンの宮廷で働き、ヨーゼフ・ハイドン、ミヒャエル・ハイドン、フランツ・シューベルトは宮廷礼拝堂で少年として歌いました。 現在、9歳から14歳までの約100人のウィーン少年合唱団が、4つの合唱団に分かれて活動しています。合唱団は合わせて年間300回のコンサートを行い、世界中の約50万人の観客の前で演奏しています。 ウィーン少年合唱団の特徴である魅力と茶目っ気は、MuThで間近に体験することができます。フライデー・アフタヌーンでは、合唱団のリハーサル風景や、モテットや芸術歌曲からワールドミュージックやポップスまで、最新のレパートリーを紹介します。プログラムの第2部では、ヴィヴァルディからモーツァルトまでの合唱とオーケストラのための作品、シュトラウスやランナーのワルツやポルカをカメラータ・シュルツと共演する。また、1つか2つのサプライズもお楽しみに。
